雑学

ChatGPTという変革

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ChatGPTとは

ChatGPTは、OpenAIというアメリカのIT会社が開発したサービスです。
2022年11月に発表されたバージョン3.5が話題となり爆発的に人気となりました。
私がChatGPTを知ったのもバージョン3.5からでした。
はじめは凄いAIサービスが生まれた!と
Windows95が発売されたときを思い出させるほどの衝撃でした。
2023年になってバージョン4が発表され、知ったのが2022年の12月でしたので
そんなに早いスピードでバージョンアップするのか?と更に驚かされたものです。

2023年6月現在、ChatGPTはMicrosoftの出資を受け、多くのMicrosoft製品に組み込まれています。
類似のサービスも登場し、音楽や画像、映像に至るまでチャットのように指示するだけで
デジタルデータを生成するまでに成長してきております。
まさにシンギュラリティが今起きている!と実感するほどです。

2023年の流行語大賞はコレで決まったと言っても間違いないでしょうか。
そんなChatGPTについて、改めて何者か?を整理してみました。

GPTって何の略?

GPTは、
「Generative Pre-trained Transformer(ジェネレーティブ・プリ・トレーニド・トランスフォーマー)」の略と言われています。
本来の文章を直訳してみても全く意味がわかりません。

GPTは、テキストの内容から導き出させる答えとして、確率の高い文章を返す仕組みです。
その確率を上げるために、WEBに存在する膨大な情報を学習させ、質問内容に含まれるテキストから判断できる、最適な回答を導き出しています。
つまり、「ある時点のデータを使って生成された事前学習済みデータで文章を生成するもの」という意味になると推測されます。

何が凄いのか?

普段私たちが仲間とチャットで連絡や話し合いをしているように、
ChatGPTもチャット形式で会話していきます。
1回の質問に対して的確で説得力のある回答を返してくれるのも凄い点の1つですが
返ってきた回答を、もっと詳しくして欲しい場合、もっと違う観点で回答が欲しい場合、など
続けて質問を投げかけることによって、既に質問した結果を踏まえた上で回答が返ってきます。
それは、まさしくチャットで会話をやり取りしているかのごとく。

以下は、私がChatGPTに対して「今晩の献立のおすすめ」を聞いています。
曖昧すぎる質問に対しては、より具体的な条件を提示するようにChatGPTが問いかけており
それに対して私が「肉料理」を希望すると「豚の生姜焼き」を提案してくる。という具合です。
もちろん、この後に「鍋料理が食べたい」と返すと、鍋にちなんだ料理名が返ってきます。

上記のやりとりは、無料版のChatGPT3.5というバージョンにて行った会話となりますが
有料版(月額20ドル)のChatGPT4.0だと、最初の回答から和洋中それぞれのジャンルからピックアップして提案してくるように改善されています。

ChatGPTの凄いところはまだあります。
なんとプログラムも書いてくれます。
ChatGPT3.5で回答された結果が以下です。

Reactを使ってTODOリストを作るプログラムを作ってもらいましたが
それとなく動きそうなものを回答してくれます。
このあと、バグを報告すれば、修正版を返してくれますし、機能追加をお願いすれば
要望に合わせたプログラムを回答してくれます。

このように専門的な知識が必要な質問でも的確な回答を返してくれるChatGPTだけに
プログラムが作れない人でもプログラミングができる時代が来てしまうのではないか?
殆どのホワイトカラーの職業はChatGPTによって失業させられてしまうのではないか?
小説や歌の歌詞、授業のカリキュラム、試験の問題集作成などなど・・
いろんな専門分野の力をChatGPTだけで実現できてしまうのではないか?
そのように恐れられるから、ChatGPTが凄いと言われるポイントです。

競合サービスの「Bard」

ChatGPTの競合サービスにGoogle社が開発した「Bard(バード)」があります。
ChatGPTの後発であるものの、慌てて開発したのか精度は高くないと評判のBard。
その誕生の経緯はYouTube大学で紹介されていました。

動画では日本語対応が間に合っていない等のことが言われておりますが、
2023年6月現在においては日本語への対応もできているようです。
Bardを試すならMeet Bardのサイトから利用できます。

ChatGPTが生み出した職業「プロンプトエンジニア」

ChatGPTやGoogle Bardを利用するにあたって問題となるのが
「如何に欲しい情報を素早く得られるか?」
ではないでしょうか?
実際に使ってみたらわかりますが、最初の質問が曖昧だと欲しい情報にたどり着くまで
何度も質問を繰り返すことを行います。
質問の仕方が悪いと、ChatGPTの回答も殆ど変わらないものとなり
最初の質問からやり直すということもしばしば起こります。

また、前述した「殆どのホワイトカラーの職業はChatGPTによって失業させられてしまう」とあったように
これからホワイトカラーが生き残るためには、ChatGPTを使いこなせるかどうかが鍵になってきそうです。
そんなスキルを持った人を「プロンプトエンジニア」というそうです。
アメリカでは既にそのような職業が生まれており、数千万円の年収で活躍されているとか。
日本でもプロンプトエンジニアが生まれるのも時間の問題かと思います。

※参考サイト:年収5000万円!ChatGPT操る「プロンプトエンジニア」って?

ChatGPTの今後の展望(※あくまで個人の予測です)

ChatGPTの今後の展望を考察してみました。
ChatGPTが生まれたことで何が失われ何が誕生するのか
あくまで個人の予測ですがChatGPTを使った新しいサービスを考えるアイディアになれば幸いです。

ChatGPTの登場で、様々なホワイトカラー職が失われると言われています。
しかし、AIを操る「プロンプトエンジニア」といった新しい職業も生まれていくので
ChatGPTの派生技術やサービスがどんどん生まれていくのも自然なことと思います。
じゃあ、どんなサービスが生まれるのだろう?

まず、SESプログラマーはChatGPTによって消えると予想します。
何故ならば、ChatGPTによってプログラミングができるサービスが生まれるからです。
プログラマー不足もChatGPTによって解消されることでしょう。

次に、プロジェクトマネージャーが消えると予想します。
顧客からシステム化の要望を吸出し、スケジュール管理や要員の調達、リスクヘッジに至るまで
全てChatGPTによって不要になります。
顧客が作りたいシステムは、要望をプロンプトエンジニアに伝えることができる
営業職だけが生き残ることでしょう。

塾講師が職を失います。
問題集はChatGPTによって出力され、授業もChatGPTによって一人ひとりにあった
カリキュラムを作って学習を進めることができるようになります。
子供は学校の成績アップに、大人は資格取得に。
ChatGPTがより良い学習プランを提供するでしょう。

チャットBot機能はWEBサイトからなくなります。
もっと的確な回答を返すChatGPTに置き換わるでしょう。

作詞作曲家がいなくなります
ChatGPTがミリオンセラーを出す楽曲を提供します。

イラストレーターがいなくなります。
ChatGPTにいえば、どんなイラストでも描いてくれるでしょう。

ゲームメーカーがなくなります。
ChatGPTによりゲーム開発ができるようになり
ゲームは個人で作成され、CtoCでオリジナルゲームが売買されるようになるでしょう。

まとめ

2022年11月にバージョン3.5が発表されてわずか数か月で世界に衝撃を与えてしまったChatGPT。
今以上に凄いバージョン5が生まれるのか?
人以上に賢いサービスが生まれたことによる経済への影響は?
映画ターミネーターのような世界が来てしまうのか?

そして、今も生まれ続けている派生サービスの数々。
まさにシンギュラリティを起こし、変革をもたらしているChatGPT。
今後の動向に注目です。

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