雑学

プログラマーは必要な存在なのに年収は低いという現実

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wmn0131-001_2本日はプログラマーの年収が低いという現実について少しご紹介します。

トピックとしては、こんな感じ

■年収150万の意味

■売上が0円から60万へ

■プログラマーの年収が低い原因

 

■年収150万の意味

はじめましての記事でも書きましたが、プログラマーの年収は150万~400万ぐらいです。

私は、その理由を少し紐解いてみました。まず、大学初任給の場合、月の給料が21万程。それからボーナスが1カ月~2か月ぐらいが平均と考えると・・・

21万×12(か月)+(21万×4)=336万

あれ?150万~ということは倍額も違いますが?と思った方。そうですね。大学卒業でその金額を貰うというのは、そこそこ大きな会社に入った場合と考えてください。大企業であればあるほど、ここの数字は当てになりません(笑)

実際に未経験でIT業界に入った場合、その人個人が会社に売上を上げるための商品価値(市場価値)は0円となります。それまでは会社が個人に対し投資をしているということです。後述しますが、そこそこIT業界の勉強をして簡単なプログラムの修正もしくは単体テストができるようになると、タダとはいかず、月額40万~60万ぐらいの売上を付けることが可能となります。

すなわち、この年収150万は、高卒(もしくは専修学校卒)で月の給料が12万(ボーナスなし)という最低ラインの金額をさしており、実際にその金額でIT業界で活動している方もいます。都内でこの賃金で生活しようなどと思ったら、賃貸だけで給料の殆どをもっていかれてしまうので、都内に実家がある方でしか生活が難しいでしょう。

 

■売上が0円から60万へ

 「商品価値が0円」と前述しましたが、これは派遣営業をビジネスモデルとして中小企業のIT関連会社が大企業の大きなプロジェクトに人を派遣するとしたとき、人材派遣することで月額○○万という契約を結び収益を得るのですが、もし、あなたが人を雇う側に立ったと考えてみてください。未経験の人を失敗のできないプロジェクトに参画させたいと思いますか?多くの場合NOでしょう。この場合、派遣会社はタダでも良いから、この人を使ってください!と押し付けるのです。そうするとどうでしょう?タダなら何か万が一、全然使い物にならない人材でも損はない。少しでもテスト要員で使えたらタダならいっか。と(笑)

そういう営業をすることで、未経験者はタダでプロジェクトに参画し「IT業界の経験」という職務経歴を得ることができるのです。

そうして、経験を積んで仕事に慣れた頃。採用者側もそこそこ成果を出す要員に対し、いつまでもタダで働いてもらうのは悪いという善意からくる思いや、政治的(法律的)なところで最低賃金法などに抵触する恐れから、それなりの報酬を支払うことになり、ようやく売上がたつようになります。

東京都の最低賃金は時間額850円(※2014年現在)です。フルタイムで残業もすることもあるのでその最低賃金で支払うことはないと思いますが、おおよそ月に30万から60万ほどになるでしょう。そうして売上が立って、これまでの投資してきた分(毎月12万×売上立つまでの月数)を差し引いてプラスに転じたとき、初めて月給が12万→14万→17万。。。と上がっていくことになります。もし大学の初任給21万と同額の給料をもらうようになったとしたら、派遣収入が月に40万は越えていると思っていいでしょう。

 

■プログラマーの年収が低い原因

 

前述したとおり、日本に存在する多くのIT企業は派遣会社です。自社でシステム開発を請け負っているところもありますが、社員を営業と事務以外は全て派遣している会社も少なくありません。

その理由は、また別の機会に説明できると思いますが、そういう理由で派遣契約をとり月額いくらで契約をし、毎月に社員に支払う給料を回収しています。そして、プログラマーの場合、その派遣契約時の月額がおよそ40万から60万。昔は70万ぐらいの方もいましたが、今高くて60万ぐらいが相場ではないでしょうか。その相場のプログラマーはC言語またはJavaのプログラマーが多いと聞きます。その理由は、その技術をシステム開発では求めているのに技術者が圧倒的に少ないということから価格が高騰して、その金額ということでした。

では、その最高60万を月の派遣料としてもらった場合に、そのプログラマーの月収はいくらぐらいになるのでしょう?答えはおよそ30万です。「え!?たったそんだけ?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなもんです。もし、契約社員もしくは個人事業主で活動している方であれば、50万ぐらいです。20万の差は何か?それは税金であったり会社の利益だったりするわけです。

いくら税金とはいえ、そんなに会社に取られるのは納得いかん!という方。まだまだ視野が狭いと言わざるを得ません。プログラマーの上にはチームリーダーやプロジェクトリーダーという役をもった方達も居ますが、このレベルの方は月額70万ほどの営業利益を出しているにも拘わらず、月給は35万~50万ほどです。

その理由は、もっと会社の上の役職の方の給料も、その方達の働いた派遣収入分から出ていることが理由です。企業全体で派遣収入(営業利益)を考えて、その人達の経歴や年次といったところで計算し給料のバランスをとっています。

その結果、社長が数千万という年収となっているのです。もちろん、役が付く方達のストレスはプログラマーが抱えるストレスの何倍もある場合があります。一概に「給料ドロボー!」と奮起するものではありません(笑)

 

もし、自身が給料をもっと上げたいと思いなら、なるべく早くプログラマーをやめなければいいけません。それが今の日本のプログラマーという役割なのですから。

もっとも、ストレスを受けるのが嫌。趣味の延長でプログラムを楽しめるなら今の給料で十分!と思いの方は、思う存分プログラマー人生を楽しみましょう!

 

今日はここまで。 それでは、また。

 

 

 

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